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2005年8月 9日 (火)

十字架は語る

・・・なんて、ものすごく暗いタイトルでございますが、NYのLower Manhattanといえばもう一つ、行っておかなければならない場所があったので行ってまいりました。

「World Trade Center跡地」そうです、今は「Ground Zero」と呼ばれている場所です。

ここは、僕にとっても象徴的な場所。実は、あの事件があったおかげで、初めてのアメリカ出張が中止になったんです。そして、TVであのビルが崩れていくさまを見て、「誰かのわがままで、関係ない人の命が、こうも簡単になくなっていくんだ・・・」と、どうにもできないむなしさを感じたもんでした。

cross_at_ground_zero ← この写真、ちょうどグランドゼロの中心あたりにある、鉄骨で造られた十字架です。ここで亡くなった方々に捧げてるようです。

 

んで、誤解を恐れずに書きますが・・・この光景全体を見て、どう思ったか。

当事者の方々には、本当に失礼かもしれないんですが、あの十字架には感じるところはありましたけど、それ以外は「工事現場だなぁ」、と。

人は、自分の身近な人が傷ついたりしないと感情移入できない、悲しい生き物なのかもしれません。特に日本人、そうですよね。よくニュースとかである、「日本人の被害者はいません」とか「○○人です」とかに一喜一憂している。他の国の人は被害にあっている、というのに。僕も、そういう生き物なんだな、と、妙に客観的に感じていました。更に言うと、あれからもう4年もたち、当時のような衝撃的な気持ちにはなりませんでした。

また、「こんなひどいことにも負けず、新たなビルを建てることで立ち向かおう」というのか、何と言うか、アメリカの人々のそういう「たくましさ」みたいなものも感じました。僕が同じような状況になって(例えば、愛する人を事故で失って)、果たしてすぐに立ち直れるだろうか?

そんなことを感じつつ、次にどこに行こうかと、「地球の歩き方」を開いて検討していたところ、この現場の程近いところに、教会がありました。「St. Pauls Church」というこの教会、

st_pauls_charch_1

← 外装はこんな感じで

 

 

 

 

 

st_pauls_charch_2 ← 内装はこんな感じです。

 

 

この教会は、あの日あの瞬間にも、ほこりにまみれながら、あの惨劇を見続けていたんだなぁ、お墓の中の人たちと一緒に。つらかったろうなぁ、なんにもできなくて。

というわけで、この二つの「十字架」、妙にいろいろと考えさせてくれました。普段、こんなこと考えない「チャランポラン」な人間なんですけどね(^^;)

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